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佳「ご主人……私のところにサンタさんは来てくれるでしょうか……?」
杏「そうだな~夜の0時まで寝てたら、きっと来てくれると思うぞ」
紫「じゃあ今日は早く寝るわね」
妖「紫様には言ってないと思いますが……」
紫の発言に耳を貸さず佳那夜は少ショボンとした表情で杏夜を見続けた
杏「大丈夫だって!ほら風呂入ってこいよ」
無言で首を縦に振って佳那夜は管理人室を出て行った
紫は杏夜が昨日買って来た本を読みながら言った
紫「さぁ貴方はどうするの?サンタさんなんて本当は存在しないのに」
杏「俺がやること解ってて聞くかよ?てかその本まだ読んでねーのに勝手に読むなよ!!」
妖「杏夜さん結局昨日いくら使ったんですか?」
杏「5000円ちょっと…………」
少し下を向いて小声で言ったにもかかわらず二人はため息を吐いた
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
時間は流れて午前0時
杏夜は赤服に赤い帽子付け髭とプレゼントをもって緋色亭の前にスタンバイしていた
紫「どう?河童製のインカムの調子は?」
杏「良好だ。それより佳那夜は寝たか?」
紫「えぇちゃんと寝てるわ」
杏「OKそれじゃ作戦を開始する」
杏夜がサンタのフリをして佳那夜にプレゼントを持っていくだけの作戦である
だが屋根を上らなければならないのが欠点である
杏「よし二階まで登れたな。しかしこの服動き難いな……うぉ!!」
屋根から落下しズドン!と背中を強打した
紫「大丈夫かしら?」
杏「スゲー痛いっす」
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佳「ご主人はなんで旅館なんて始めたんですか?」
唐突に佳那夜が質問をしてきた。コーヒーを飲みながら杏夜は答えた
杏「ん?……なんとなくだな」
佳「なんとなく始めたんですか!?」
驚いているのがよくわかる
紫「ホント貴方はいつもなんとなく始めるわよね。次はキーボードでしたっけ?」
相変わらずの神出鬼没スキマ(屋根裏在住)が現れた。顔を見るからに呆れている
杏「まぁそう呆れるな疲れるだけだぞ」
紫「……そうね」そう言って紫はスキマの中に消えて行った
佳那夜がどこか嬉しそうに言った
佳「ご主人はやりたいことがイッパイなんですね!」
杏「珍しく的を射た発言だな。 そうだな……ここも絵も大抵やって見たかったからだな次からも変わらないさ」
杏夜がそう言うとさらに嬉しそうに見てくる。
なにが嬉しいのか杏夜にはわからなかったがよしとして、時間を見るともう泊りの客が来る時間が迫っていた。
杏「おっとそろそろ時間だな話はまた後にして仕事行くぞ」
佳「え?あ、ハイ!」
杏夜の後ろに佳那夜がついてくる形で客の出迎えに行った。
~END

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夏緋杏夜

Author:夏緋杏夜
職業・学生
ゲームとコーヒーと甘い物と東方(特にフラン)が好き。

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